インターネットビジネス Internet business 2004 8 6
個人の方から、
インターネットビジネスは、どうなのかと聞かれることがあります。
基本的には、現在のところ、個人レベルでは、
インターネットビジネスは儲からないと答えています。
こんな話があります。
英語の得意な人が、世界のニュースを配信するサービスをやっていました。
そのサービスが、軌道に乗り始めたので、
有料のサービスへ切り替えたそうです。
ところが、無料のサービスの時は、
希望者が、非常に多かったのですが、
有料のサービスとなった途端、希望者が激減したそうです。
つまり、インターネットの情報は、
タダ(無料)という発想が、一般的なので、
有料のサービスは、ビジネスとしては、成り立たないということです。
結局、その方は、有料のサービスから無料のサービスへ戻したそうです。
そして、無料のサービスに広告をつけるという方法で、やり繰りをしたそうです。
私も、その方のニュースを見ていましたが、
十分、有料の価値があるニュースだと思っていました。
それでも、有料の希望者は少なかったそうです。
そして、残念なことに、
その「世界のニュース」は、中止となりました。
やはり、このようなサービスでは、採算が取れなくて、
結局、その方は、本業の方で食べていくことになったそうです。
副業であるインターネットのサービスは、広告収入があっても、わずかで、
採算が取れなくなったのでしょう。
結局、その方は、本業へ戻ってしまいました。
お陰で、私は、一時期、
ニュースの貴重な情報源が減ってしまい、苦労しました。
私は、お金を払ってもいいと考えていたのですが、
そう考えたのは、少数派なのでしょう。